外に出ると風の冷たさを感じる秋冬は、おしゃれに加えて暖かく快適に過ごせる服装選びが大切です。とはいえ気温が10度くらいになる日は、どんな服を着ようか迷う人も多いですよね。また、10度といっても最高気温なのか、最低気温なのかによっても最適な服装は大きく変わります。
ここでは、気温10度の日の大人女子向けコーデをたっぷりご紹介。最低気温10度のとき、最高気温10度のときにおすすめのアイテムや、実際のコーディネート例をご紹介します。
気温が10度になる時期はいつ頃?
「気温10度」といわれると「秋の終わりから冬」をイメージする人も多いのではないでしょうか。
実際には、秋冬、そして冬から春にかけての時期に気温10度をマークする日が多くなります。
たとえば東京の場合、11月・4月になると“1日の最低気温”が10度前後になります。この時期は、日中は少し暖かくなり、朝晩が冷え込むのが特徴です。
一方12月から3月、ちょうど冬から春にかけての時期は、最高気温が10度までしか上がらないケースも多いです。この時期はグッと寒さが増すため、防寒対策を万全にしておく必要があります。
最低気温10度のときにおすすめの服装は?
トレンチコート
最低気温10度の秋の日にちょうどよいのがトレンチコートです。合わせるボトムスやシューズを選ばず、さらにオンオフ問わず使えて、上品なテイストのスタイリングに仕上がります。定番カラーはベージュですが、ネイビーやチェック柄などを選んでも◎。中綿ライナー付きのタイプなら、秋口から春先まで長い期間着られて便利です。

最高気温10度のときにおすすめの服装は?
ダウンジャケット
最高気温10度の真冬日には、保温効果の高い厚手のウールコートや、ダウンジャケットで防寒対策をしましょう。ロングスカートやワンピースなどが好きな人は、ショート丈のダウンジャケットを選ぶとバランスがとりやすいですよ。淡い色をチョイスすれば、ダウン特有の重い印象を回避できます。腰が寒いとイヤ!という人は、しっかり防寒できるロングダウンもおすすめです。

最低気温・最高気温10度のときのおすすめコーデ【アイテム別】
最低気温10度のときのおすすめコーデ
チュールがかわいいデザインニットのカジュアルコーデ
日中に暖かくなる季節は、厚手すぎないニットが過ごしやすいもの。大人女子がきれいめカジュアルを目指すなら、ハイゲージニットを選ぶとよいでしょう。チュールを重ねたデザインニットは、1枚で着映えし、コーデがラクに決まります。やわらかなベージュカラーを選んだら、ボトムスはプリーツパンツでカジュアルダウン。らくちんなのに可愛いコーデに仕上がります。

気温差が少ない日は裏フリースのセットアップが◎
「最低気温10度で、日中もそこまで暖かくならない」という日に活躍するのが裏フリースのセットアップ。カジュアルなアイテムながらもきれいめな色&シルエットなので、大人っぽく着こなせます。パーカーの前ポケットには、パールをあしらって大人かわいい印象に。足元は細身のストレッチブーツ合わせで、きれいめな雰囲気に仕上げて。

最高気温10度のときのおすすめコーデ
ダークカラーのニットアップは白ダウンで軽さをプラス
最高気温10度の真冬日におすすめなのが、ニットアップとダウンジャケットの着こなし。ニットアップは厚手のニット素材で暖かく、スカートの縦リブ仕様&Iラインシルエットでスタイルアップ見え効果も期待できます。ダウンは腰丈までのちょうどいい長さで、前後差やサイドボタンなどのデザインもおしゃれ。明るい色のダウンを選び、スタイリッシュな着こなしを楽しんでみましょう。

ケープコートでトレンド感たっぷりの冬コーデ
今年の冬はケープコートがトレンド。メルトン素材の暖かさと品のよい存在感が魅力で、羽織るだけで旬の着こなしが楽しめます。大人っぽいブラックをチョイスしたら、ボトムスは白のテーパードパンツでバランスを取るのが正解。アクセントとしてグリーンのバッグを差し色にしつつ、スニーカーでカジュアルダウンすることで、垢抜けた着こなしに。

華やぎオレンジのロングコートで周りと差をつけて
この冬はカラーアウターが豊作!オレンジ色のリバーロングコートなら、暖かみがあり冬らしいスタイリングが楽しめます。丸みを帯びた大きめの襟デザインが女性らしく、顔周りをやわらかい印象に見せてくれるのも魅力です。アウターを引き立てるため、インナーは厚手の白とブラウンでシックにまとめて。足元はヒールブーツできれいめに仕上げるのがコツです。

最低気温・最高気温10度のときのおすすめコーデ【シーン別】
最低気温15度のときのおすすめコーデ
きちんと見えのカラーロングコートで旬のオフィスコーデに
朝晩の風がひんやりする通勤時には、さらりと羽織れるリバーコートがおすすめ。きれいなブルーのコートなら、上品かつトレンド感もあり、周りに一目置かれるオフィスコーデが楽しめます。インナーにはハイゲージ素材のVネックニット、きれいめなジョガーパンツを合わせて、すっきりとまとめるのがポイント。足元はヒールシューズで品のよいスタイリングに仕上げて。

ゆったりサイズのマウンテンパーカーはアウトドアにぴったり
登山やキャンプなどに大活躍するのがマウンテンパーカー。山は気温の変化が激しく、標高が高い場所になるほど気温が低くなります。また設営や食事の準備などで動き回ることも多いので、程よくゆとりがあり動きやすいアウターが最適です。インナーにはニットを着込めば、寒さ対策もばっちり。動きやすく汚れが気になりにくいボトムスを選ぶとアクティブに過ごせます。

最高気温10度のときのおすすめコーデ
最低気温15度の日には、軽く羽織れるジャケットを取り入れたオフィスコーデがおすすめ。ジャケットはジョーゼット素材やウール素材のもので、さらりとした生地感のものを選びましょう。女性らしい服装が好きな人は、ノーカラータイプもおすすめです。 そのほかには、上質な素材のハイゲージカーディガンもおすすめ。ウールやカシミヤなどのしなやかで光沢感のあるカーデを選べば、きちんと見えも叶います。ベーシックな色味なら、華やかなスカートとも好相性です。
真冬の通勤にはきちんと見えのダウンジャケットが◎
真冬の通勤の冷え対策には、しっかり防寒できるアウターが必須。ショールカラーのショートダウンなら、カジュアルすぎず上品な印象のスタイリングに仕上がります。ベーシックなネイビーは、どんな色のインナーとも相性ばつぐん。フェミニンな雰囲気を楽しみたいときは、タートルネックのデザインニットワンピース、ショートブーツを合わせてみて。

アウトドア派の冬キャンプにはボアアウターで防寒
近年じわじわ人気の「冬キャンプ」。山では11月下旬くらいから、最高気温10度を下回る日も珍しくありません。寒冷地でのキャンプのお供におすすめなのが、暖かなボアアウター。中綿入りの裏地とボアがドッキングしており、ゆったりした着心地で動きやすさもばつぐん。真冬は発熱インナーを仕込めば暖かく過ごせます。ボトムスはパンツ合わせで、アクティブなコーデに仕上げて。

気温10度のときの服装選びは、インナーとアウターの組み合わせで快適に過ごせるよう調節するのがポイント。同じ10度でも、日中が暖かくなりそうなら軽めのインナー&アウターに。日中も気温が上がらず寒くなりそうなら、北風を防いでくれる保温性の高いアウター、ニットなどを着るようにしましょう。 また機能面だけではなく、丈感やシルエット、カラーリングにもこだわることで、暖かくおしゃれに過ごせますよ。暖かくてトレンド感のあるアイテムを選び、美人見えを目指しましょう! 気温10度の日以外の気温別コーデについては、こちらのコラムもぜひ参考にしてみてくださいね。