身につけるアイテムを同じトーンの色で統一する「ワントーンコーデ」。 同じトーンでまとめることで統一感が出て、「おしゃれなコーデに仕上がる!」と性別を問わず大人気です。 そこで今回は、2022年最新のワントーンコーデをご紹介。 ベージュや白、ダークトーンなど着こなしやすいコーデ例をご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ワントーンコーデとは
「そもそもワントーンコーデって?」という人のために説明すると、ワントーンコーデとは「同じような色の強さ・明るさの色を組み合わせて作るコーデ」を指します。 色味の強さは「鮮やかさ」とも言い替えられます。 この鮮やかさと、色の明るさをまとめた“色調”が「トーン」なのです。 色のトーンには「ビビッド(鮮やかで中程度の明るい色調)」「ペール(淡く明るい色調)」「ダーク(渋く暗い色調)」など、多くの種類があります。 おしゃれに見せるには、それぞれの色のトーンが与える印象をうまく使いこなすことが大切です。
ワントーンコーデとワンカラーコーデは何が違う?
「ワントーンコーデ」と「ワンカラーコーデ」はしばしば同じ意味で使われます。
しかし実際には少しニュアンスが違います。
ワントーンコーデは「同じ色調」であれば何色使ってもOKです。
一方ワンカラーコーデは、「同じ色で統一したコーデ」のことを指します。
・ワントーンコーデ……同じトーンであれば何色でも使える(ベージュ+オフホワイト+ライトグレーなど)
・ワンカラーコーデ……黒一色、白一色などひとつのカラーでコーデを作る
とはいえ、白一色のオールホワイトコーデなどは「同じ色」「同じ色調」となるため、ワントーンコーデでもあり、ワンカラーコーデともいえます。
少しややこしいですが、ちょっとした違いを知っておくと、コーデ例をチェックするときなどに役立つかもしれませんね。
ワントーンコーデで押さえるべきポイント
ワントーンコーデを考えるときに知っておきたいのが、次の3つのポイントです。
おしゃれに見せたい人は、しっかりと押さえておきましょう。
色の明るさ・鮮やかさを統一する
ワントーンコーデを考えるときは、アイテムそれぞれの「色の明るさ」もしくは「鮮やかさ」を統一するのが重要なポイント。
どちらかを揃えることで、まとまった雰囲気のコーデに仕上がります。
また、淡い色なら軽やかさや爽やかさが出ますし、重い色なら大人っぽさ・気品を感じられる雰囲気に。
どんなトーンに統一するかで印象が大きく変わるので、なりたい雰囲気に合わせて考えてみましょう。
<トーンの一例>
・ペールトーン(白っぽく淡い色の組み合わせ)……優しくフェミニン、爽やかな雰囲気に
・ビビッドトーン(鮮やかで強い色の組み合わせ)……印象に残りやすい、個性的、元気な雰囲気に
・グレイッシュトーン(灰色がかった色の組み合わせ)……落ち着いてやわらかな印象に
・ダークトーン(黒っぽい色の組み合わせ)……大人っぽく落ち着いている、重厚感のある印象に
差し色を有効活用する
ワントーンコーデをよりおしゃれに見せるには、「差し色」を有効活用するのがコツ。
たとえば白やベージュ系で上下をまとめたときに、濃い色のバッグや靴を差し色としてプラスするだけでコーデの印象がグッと引き締まります。
反対にダークトーンのコーデにしたときは、明るめの色小物や柄物をプラスすると垢抜けた雰囲気に。
差し色には印象がぼやけて見えたり、重すぎる印象に見えたりするのを防いでくれる効果もあります。
バッグや靴、ストールなどでうまく差し色をプラスしてみましょう。
素材の違うアイテムで変化を付ける
ワントーンコーデを格上げしてくれるのが、「同じトーンでも素材の違うアイテム」です。 たとえばニットのトップス×チュールスカートの組み合わせは、同じトーン・カラーでも表情がまったく違いますよね。 また、上下のセットアップ+ファーバッグなどの異素材小物を合わせるのも◎。 素材感の違うアイテムを組み合わせればコーデにメリハリが生まれ、ワンランク上のお洒落が楽しめます。
ベージュを使ったワントーンコーデ
どんなアイテムとも相性バツグンで、使い勝手がよいベージュ。 女性らしいやわらかさと優しさが生まれる、ベージュのワントーンコーデをご紹介します。
ベージュセットアップのワントーンコーデ
アシンメトリーなフリルトップスと、セットアップにしたスカートのワントーンコーデ。スカートはチューリップの蕾のようなレイヤード部分が歩くたびに揺れ、エレガントな印象を与えてくれます。差し色としてピンクのミニバッグをプラスすれば、より華やかな雰囲気に。ブラウスとのセットアップだけでなく、キャメルやホワイト、ピンクなどのトップスと合わせたワントーンコーデもおすすめ。
ラッフルブラウスを見る>サイド切り替えスカートを見る>
Viaggio Blu
リラクシーな雰囲気が可愛いベージュのワントーンコーデ
ふわふわとした編地にたっぷり丈が可愛いニットチュニックは、ベージュを選んでナチュラルな雰囲気に。同じくらいの明るさのホワイトパンツ&スニーカーを合わせれば、どこか力の抜けたリラクシーなワントーンコーデに仕上がります。チュニックはワンピースとしても着られるから、ブラウンやベージュ、キャメル系のブーツ&バッグと合わせても◎。さまざまな着こなしを楽しんでみて。
ニットチュニックを見る>ストレッチ2WAYパンツを見る>
VICKY
ベージュ×くすみカラーの上品ワントーンコーデ
ワントーンコーデは「色のトーン」を合わせればどんな組み合わせでも楽しめるのが魅力。ぽわんとした袖が可愛いベージュのニットには、くすみカラーのスカートを合わせてワントーンコーデに。ニットは首がすっきり見えるボートネック仕様なのもうれしいポイントです。ぼやけた印象になりたくないときは、足元を黒のブーツで引き締めるのが◎。
ドルマンスリーブプルオーバーを見る>艶めき女優スカートを見る>
ketty
ベージュで大人のやわらかワントーンコーデに
バイヤスの編み地が印象的なニットは、軽く着心地が良いのが特徴。ややゆったりとした身幅とコンパクトな丈感がバランス良く、ボトムスの種類を選ばず着こなすことができます。ワントーンコーデに仕上げるなら、同じベージュのパンツでまとめるのがコツ。ファー付きのブラウンのバッグ、黒のパンプスでコーデの引き締め&アクセントをつけて。
ホールガーメントニットを見る>ストレッチテーパードパンツを見る>
la.f...
淡いベージュ×白には爽やかなブルーをプラス
ニットとスカートの白に、淡いベージュのアウターを重ねたワントーンコーデ。ベージュの色味が絶妙なので、白以外の他のペールトーンアイテムともマッチしやすいのが◎。コーデにアクセントを加えたいときは、デニムシャツを肩掛け&ゆるく結んでみて。冬~春へのスイッチシーズンにぴったりな、爽やかな雰囲気のワントーンコーデに仕上がります。
バックジップブルゾンを見る>デニムオーバーシャツを見る>
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MAYSON GREY
白を使ったワントーンコーデ
ベージュよりもさらに軽やかな白を使ったワントーンコーデは、冬から春にかけての時期にもぴったり。 白をベースに色のニュアンスの違いや柄物、ペールトーンの色アイテムを取り入れることで、グッとおしゃれな印象に。 白を基調にした最新ワントーンコーデをご紹介します。
主役白ワンピは袖コンシャス&黒小物でアクセント
ニットのようなジャージ生地とシャツ生地をドッキングした異素材MIXワンピは、たっぷりとした丈感、袖のボリューム感が可愛い! 付属のベルトでウエストマークすれば、スタイルアップも実現OK。着るだけでワントーンコーデが完成するけれど、よりおしゃれに着こなすなら黒のバッグやブーツで辛口な要素をプラスしてみて。濃い色の小物がコーデのまとめ役になってくれるから、ぼやけた印象にならずに済みます。
ドッキングワンピースを見る>VICKY
さまざまな白を重ねたニットのワントーンコーデ
あたたかみのあるオフホワイトのニットは、ざっくりした編み地やBIGシルエット、あえて縫い目を外に出したアウトシームデザインが印象的。着るだけでこなれた印象に仕上がります。ワントーンコーデにしたいときは、白や淡いベージュでまとめてみて。同じ白でもレザー調の小物ならコーデの良いアクセントに。ボトムスにベージュのジョガーパンツを合わせれば、まろやかなのにぼやけた印象にならないワントーンコーデの完成。
アウトシームニットを見る>ラクラクジョガーパンツを見る>
エコレザーバケットハットを見る>
VICKY
白のワントーンコーデもフリル×花柄で華やかに
シンプルニットにフリル付きベストがセットになったトップスは、レイヤードしてもそれぞれ別に着ても楽しめるのが魅力。セットで着る場合は、淡いベージュ×花柄のスカートを合わせて華やかに仕上げてみて。上下ともに「真っ白」じゃないから、あたたかみがあり優しい印象に。足元をダークブラウンのブーツで引き締めれば、フェミニン&キュートな大人可愛いワントーンコーデが完成。
ベストセットニットを見る>フラワー刺繍スカートを見る>
QUEENS COURT
白のデザインニット×ペールイエローの軽やかワントーンコーデ
軽やかな編み地に仕立てられた白のVネックニットは、ベージュの切り替えラインやサイドスリット、袖のボタンなどのこだわりがたっぷり。デコルテをきれいに見せてくれて、かつ体型カバーが期待できるのもうれしいポイント。ボトムスに合わせたパンツは、淡いイエローとリボンを通して結ぶデザインが可愛い。仕上げに白のブーツで軽やかさをプラスすれば、春らしいワントーンコーデに。
アンクルタイドパンツを見る>Droite lautreamont
白のワントーンコーデには淡い差し色&花柄でメリハリを
身頃と袖で生地に変化を付けたトップスは、ぽわんとした袖がフェミニンな印象。ゆったりとしたシルエットなので着心地が良いのもうれしいポイントです。花柄レースのスカート、パンプスも白系のワントーンでまとめれば、トップスのグリーンがさりげない差し色に。淡いトーンで統一することでやわらかな女性らしさ、春先にもぴったりな軽やかさを感じるコーデが楽しめます。
ドッキングカットソーを見る>ketty
ダークトーンを使ったワントーンコーデ
ワントーンコーデでは淡い色味だけではなく、ダークトーンも大人気。 大人っぽく落ち着いた雰囲気が楽しみたいときは、ぜひダークトーンのワントーンコーデに挑戦してみましょう。
パフ袖ニット×ドット柄スカートのワントーンコーデ
大人可愛いワントーンコーデなら、ニット×スカートが大正解。パフスリーブのニットとドット柄のマーメイドスカートは、セットアップ仕様なのがうれしい。同じ黒でも柄や素材、シルエットの違いでメリハリが生まれます。丈感がコンパクトなニットでスタイルアップ効果も◎。小物も黒で統一すれば、きれいなお姉さんの雰囲気たっぷりなワントーンコーデに。
ドットスカート×ニットセットアップを見る>VICKY
大人っぽくグレイッシュなワントーンコーデ
ケーブル柄やフードのデザインが大人可愛いニットは、コンパクトなシルエットで着ぶくれしにくいのが魅力。ダークグレーのトップスに合わせるなら、ぜひ「グレイッシュトーン」で統一したアイテムをチョイスしてみて。くすみグリーンのパンツはグレーにもなじみやすく、コーデの良いアクセントとして◎。仕上げにグレージュのブーツで抜け感を出せば、落ち着いた雰囲気ながらも重くなりすぎないワントーンコーデに。
ケーブルフーディニットを見る>ワイドパンツを見る>
MAYSON GREY
ブルー系ワントーンコーデにはモノトーンで差し色を
ファッションを楽しみたいときは、色の系統を揃えたワントーンコーデもおしゃれ。前リボン仕様が可愛いネイビーのニットカーデには、同系色のデニムスカート・バッグを合わせてグラデーションに。インナーに白をプラスすることで、抜け感が出て顔映りも良くなります。足元はネイビーに近い明るさの黒でまとめれば、大人っぽい印象に。
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VICKY
幾何学柄×ブラウンで大人の気品を感じるコーデに
ダークブラウンを基調としたコーデは、大人の気品とあたたかな美しさが感じられるのが魅力。重くなりすぎず垢抜けて見せたいときは、トップスに柄物を採用してみて。幾何学柄やボウタイデザインが大人っぽいトップスに同じトーンのスカートを合わせれば、落ち着きと上品さのあるワントーンコーデが完成。ボウタイの結び方によっても雰囲気が変えられるから、さまざまな着こなしを楽しんでみて。
ボウタイブラウスを見る>Viaggio Blu
ダークトーンのワンツーコーデはバッグをアクセントに
包まれるような丈感が可愛いBIGニットは、ボトムスの種類を選ばず着回しやすいのがうれしい。首元の広がりがコンパクトで、寒さが残る時期でもあたたかに過ごせます。ダークグリーンのニットには、濃ネイビーのデニムフレアパンツ、黒のブーツで明るさのトーンを統一。地図柄のBIGバッグでメリハリ&アクセントをつけ、重さと軽さのバランスをつけて。
ハイネックロングニットを見る>フロントスリットデニムを見る>
lautreamont BLEUBLANC
同じ色味・鮮やかさ・明るさでアイテムをまとめるワントーンコーデは、トーンを揃えるだけでコーデに統一感が出るのが魅力。 そこへさらに差し色やポイントになるアイテムを加えれば、グッとあか抜けた印象に見せることができますよ。 その日の気分や見せたい雰囲気、季節に合わせたワントーンコーデを楽しんでみてくださいね。