夏のレジャーの定番といえば「キャンプ」を一番に思い浮かべる人も多いのでは? 長期休みを利用してキャンプを楽しむだけでなく、デイキャンプで気軽に自然の空気を味わう……というふうに、さまざまな楽しみ方ができるのがキャンプの魅力ですよね。
そんな夏キャンプですが、「服装選びに悩む」という大人女子も多く見られます。
今回は、夏キャンプの服装選びのポイントを徹底解説! おすすめのコーデ例もご紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さいね。お友達や恋人、夫婦、家族で思いっきり夏キャンプを楽しんじゃいましょう。
夏キャンプがしたい!服装を選ぶ時のポイントは?
バーベキューや水遊びなど、夏のキャンプにはワクワクする要素がいっぱい! せっかくの夏キャンプだからこそ、楽しい思い出にしたいですよね。
そのためには、キャンプを楽しく快適に過ごせる「服装選び」が重要なポイントになります。
夏キャンプで特に気をつけたいのが、「昼夜の寒暖差」や「虫対策」に配慮した服装です。また夏キャンプでは、急な雨や紫外線などの対策も必須に。
さっそく、大人女子がたっぷり夏キャンプを楽しむにはどんな服装を意識すればいいのかをチェックしてみましょう。
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昼夜の“寒暖差”対策に、夏でも長袖がマスト!
夏キャンプでは涼しさを求めて山へ行く方も多いでしょう。ただ、山へ遊びにいくときは「昼夜の寒暖差」に注意! 昼はちょうどいい気温でも、日が落ちて夜になるとグッと寒く感じます。特に標高の高いキャンプ場へ行く場合は、夜の気温が10℃台まで下がるケースもあるのです。 冷え込み対策のためにも、長袖のパーカーやウインドブレーカー、ネルシャツなどを必ず持っていきましょう。羽織ものなら気温に合わせて体温調節がしやすいですよ。 また、寒くなる地域でキャンプをする場合は、薄手のダウンジャケットなどを荷物に忍ばせておくのもおすすめです。さらに長丈のジーンズや、ショーパン+レギンスの重ね着などで、足元の肌の露出も抑えましょう。
蚊やブヨなどの虫対策を徹底すべし
虫たちが盛んに活動する夏キャンプでは、蚊やブヨなどに悩まされることも。また、ハチやヤマビルなどの被害に遭うケースもあります。普段の感覚で半袖・短パンで過ごしていると、気が付いたら虫刺されだらけだった……なんてことにもなりかねません。 山の中など草木の多い場所へ行くなら、長袖の羽織りもの、長ズボンなどで徹底して虫対策を行いましょう。 また昼間はもちろんのこと、蚊やブヨなどが活発に活動する朝晩は特に虫対策をしっかり行いましょう。 虫に刺されてしまうとかゆくて眠れず、休息が取れなくなるおそれもあります。 虫が活発な時間帯は、肌の露出を控えるとともに、虫よけスプレーや蚊取り線香などで虫対策を忘れないようにしたいですね。
天気の急変にご用心! 雨対策も忘れずに
山の天気は変わりやすいもの。特に夏場は「天気予報では晴れだったのに、いきなりゲリラ豪雨がきてずぶ濡れ……」なんてケースも少なくありません。 服が濡れたまま過ごしていると風邪を引いてしまうこともあるので、夏キャンプでは「防水加工」のウェアを選ぶのがおすすめ。水をはじいてくれる服なら、急な雨でも慌てずにすみます。 そのほか、レインコートや折り畳み傘などの雨具、着替え用の服・肌着も忘れずに持っていきましょう。
活動に応じて速乾性・燃えにくい素材を使い分けて
たくさん動いたり水遊びをしたりする昼間は、濡れてもすぐ乾くポリエステルなどの「速乾性素材」の服が◎。速乾性素材は吸水性が高く、汗や水分をすぐに発散してくれるので、夕方の“汗冷え”も防げますよ。 また速乾性に加えて“冷感接触素材”の服もおすすめ。ひんやりした手触りが楽しめて、暑い夏のキャンプでも快適に過ごせます。 一方、バーベキューなどで焚火をする夜は「燃えにくい素材(難燃性素材)」の服がおすすめ。 速乾性素材の服などに使われるポリエステルは、爆ぜた火の粉で穴が開いたり、燃え広がったりする恐れがあるので焚火には向いていません。 そのため夜は、火が燃え移りにくいコットン、ウールなどの服を選ぶのがおすすめ。サッと羽織れるコットンのマウンテンパーカーなどがあると、着替える手間がなく便利です。
帽子や日焼け止めで紫外線対策を
夏のキャンプでは「紫外線対策」もきっちりと行いましょう。 山の中は日差しを遮るものが少なく、日焼け対策を行わないと肌が真っ赤になってしまうことも。服装はもちろんのこと、帽子をかぶったり、日焼け止めを塗ったりして肌へのダメージを防ぎましょう。 帽子を選ぶなら、つばが広いバケットハットなどがおすすめ。また首元にカバーが付いているタイプの防止なら、首の後ろを守ってくれて、熱中症予防にも効果的です。 日焼け止めが汗や水遊びで流れてしまうのが気になる人は、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選ぶといいですよ。
キャンプには動きやすく防水性のある靴が◎
夏キャンプに行くときに見落としがちなのが「靴」。ヒールやおしゃれ用のサンダルなどは、山道が歩きにくくケガをするおそれがあるので夏キャンプにはNGです。もしサンダルを履きたいなら、つま先まで覆うタイプのスポーツサンダルがおすすめです。必ず歩きやすくフィット感のあるものを選びましょう。 そのほかには、運動靴やアウトドア用の靴などもおすすめ。特に防水性のある靴は、ぬかるんだ道を歩くときに重宝します。 雨予報の場合は、いっそ長靴を持って行ってもよいでしょう。折りたたみタイプの長靴なら、鞄の中でかさばらずに収納できて便利ですよ。
夏キャンプにおすすめレディースコーデ
デニムでリラックス感のあるコーデに
キャンプの定番といえば、リラックス感のあるデニムパンツ。丈夫で動きやすく、焚火の際にも安心して着られる万能ウェアです。サイドには生地の切り替えを入れることで、ひと味違うデニムスタイルに。トップスには程よくゆったりしたサイズ感のブラウスを合わせれば、女性らしい着こなしが楽しめます。さらに日差しを防ぐバケットハットを合わせれば、大人女子の夏キャンプコーデが完成。アクティブに動きたい人は、スポーツサンダルやスニーカーなど、スポーティなテイストの靴を合わせて。

シンプルアイテムはバイカラーで差をつけて
Tシャツ&デニムのシンプルな夏キャンプコーデで周りと差をつけるには、「差し色」をうまく使うのがコツ。トップスにはオレンジ系のバイカラーTシャツで、遊び心のあるポップな着こなしに。Aラインシルエットがさりげない女性らしさを演出してくれます。さらにセンタープレスデニムを選ぶことで、きれいめな印象の夏キャンプコーデに。洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えるコットン素材だから、汚れたあとのお手入れも簡単です。

恋人・夫婦の夏キャンプにおすすめのコーデ
恋人や夫婦、家族で夏キャンプに行くなら、リンクコーデをするのもおすすめ。同じアイテムを着る「ペアルック」はもちろん、アイテムの色や形を揃えるだけでもOK。お揃い感のあるコーデにすることでキャンプをより楽しむことができますよ。 また、夏のキャンプでは山だけでなく「海キャンプ」も人気。砂浜でバーベキューを楽しんだり、ビーチスポーツを楽しんだりする時は、アクティブに動ける服装がおすすめ。恋人や夫婦で楽しむなら、ぜひ砂浜映えするポップなカラーアイテムを取り入れてみて。
ゆったりTシャツの大人キャンプコーデ
夏キャンプにマストなのが、通気性に優れたウェア。トップスのTシャツは通気性・吸汗性に優れた綿100%で、バーベキューなどの際にも安心して着られるのがうれしい。ワークテイストのスカートやブーツと合わせれば、山キャンプにもぴったりなアウトドアコーデに。シンプルなTシャツだから、恋人や夫婦の“ペアルック”や、ママと子供の“親子リンクコーデ”にもおすすめですよ。トップスの色を合わせたり、ボトムスの色や小物を統一したりして、わくわくする着こなしを楽しんでみて。

夏のキャンプでは、夜の冷え込みや紫外線、虫などへの対策が肝心。長袖のアイテムや長丈ボトムス、レギンスなどをうまく使い、肌の露出を抑えましょう。 その際は、動きやすさや機能面も重視したいところです。もちろん、おしゃれ心も忘れずにいたいですね。 ちなみに近年は、いろいろなブランドからキャンプ向きの高機能な服が販売されています。夏キャンプに行く予定のある方は、はっ水、速乾、冷感機能などのある服をゲットしておくと便利ですね。 今回ご紹介した服装選びのポイントやコーデ例を参考に、自分に似合うキャンプコーデを考えてみましょう。