

- from atelier -
Pao de loのものづくりのうらがわ。
今回は「FOOD TEXTILE」にまつわるお話をお届けします。
「素敵な色」 「好きな色」 「ついつい手を伸ばしてしまう色」
身の回りにある物のほとんどに色がついています。
そして色は、それを見る私たちの心にも影響を与えます。
また、同じ色でも天然繊維はやさしく映り、化学繊維では強く映るなど人が感じ取る色味が違ってきます。
Pao de lo では、天然素材のコットンを染める染料に通常は安定性のある化学染料を使用するのですが
今回は、野菜や果物などの食品から抽出した染料で染めることで
目にも体にも心にも優しい素材を提案しています。
この染料は、” FOOD TEXTILE ” という
廃棄されてしまう食品などから日本独自の技術で抽出し染色するという
食品関連企業にも環境にもやさしいプロジェクトで、
世界的にも問題になっている食品ロスを無くす一つのきっかけになればと思います。
詳しくはこちら

捨てられてしまうムラサキキャベツ。
食べられないのがわかりやすいものだけではなく
カット野菜の外葉や、コーヒーの出涸らし、
形がふぞろいで規定値に満たないハーブなども廃棄されています。

色素が抽出されました。
とても濃い色ですが、これを染料にして染め上げると
ほんのりと色づくとてもやさしい色に仕上がります。

Pao de lo では、赤かぶ・ブルーベリー・抹茶・コーヒーから
カットソーで4色、ニットで3色の色を付けています。


Pao de lo 初のロゴプリントTシャツ。
通常、プリントをするには顔料染料を使用するのですが、
色を抜く” 抜染プリント” という染料を使用しない手法にしています。

ニットは柔らかなオーガニックコットンの糸を使用していますが、
しっかりとした組織で編み上げていますので、スッキリとした仕上がりになっています。

今回はニットとTシャツの4型をご用意しました。