東炊き Pao de lo
東炊き Pao de lo








Pao de loのものづくりのうらがわ。

今回は「東炊き(あずまだき)染め」にまつわるお話をお届けします。



東京スカイツリーを臨む下町、墨田区向島。

住宅街の一角にぽつりと立っている民家のような外観。



入り口を入って奥に進むと染色の現場が見えてきます。









" 布に色をのせる "

とてもシンプルな染色の技法は、紀元前には始まっていたと言われています。

美しく染め上げられた布を纏うのは、身分の高い者の象徴でもありました。



「擦り染め」「浸し染め」「三纈」...など



近代に入りヨーロッパから人工染料や染の技術が機械化され

現代のような無駄なくきれいに染め上げる技法が確立されていきました。









日本に古くから伝わる染色技法をできるだけ残した、「東炊き(あずまだき)染め」は、

江戸時代に行われていた「釜入れ」という技法を使った染色で、繊維(織物)を五右衛門風呂に入れ、

そこに石灰や植物灰汁を混ぜて煮る方法です。

それを現代に蘇らせた染色方法。








一般的な染色方法よりも途中の工程に人の手が入るので、生地に暖かみができ

独特の柔らかい風合いが生まれます。


機械だと、もっときれいに効率よく作ることができるけどなんだか味気なく仕上がってしまう。









人の手によって生まれる" 不完全さ "は、素材本来のもっているものを引き出し

私たちの五感にやさしく語りかけてくれます。











今回はそんな東炊きで染めたブラウスをご用意しました。

決して機械では表現することのできない独特の風合いを

ぜひ、おたのしみください。













東炊きローンピンタックブラウス


ピンタックディテールをネック周りに放射状にほどこした一枚で着ても華やかな印象のブラウス。裾に共紐を入れて身長やボトムとのバランスで丈やシルエットが変えられる仕様に。また、前後でタックの長さを変えて立体的にしています。


















東炊きローンチュニック丈ブラウス


ニットプルオーバーとのレイヤードも素敵なチュニック丈のブラウス。ウエスト切り替えから下でギャザーを入れることで、もたつかずギャザーのラインも綺麗にでるように調整しています。丈が長い分、身巾は大きくなりすぎないようにすっきり。生地が柔らかいので、ギャザーの分量が多めでも収まりのあるシルエットに。





















Pao de lo 現代に蘇った日本に古くから伝わる染色技法「東炊き(あずまだき) 」 にまつわるお話. from Atelie