私らしさを纏う女性たち

いつでも
自然体でいたいから、
ときめきや心地よさに
正直でいたい

黒沢 祐子

フリーのウェディングプランナーとして
華々しい活躍をみせ、
上質感のある女性らしい
ファッションに人気が集まる黒沢祐子さん。
昨年末の鎌倉への移住を機に、
暮らしも
ファッションもより自然体で
楽しめるようになったのだそう。
そんな彼女が今手に取りたいと思うのはどんな服?
おしゃれにおけるマイ・ルールとともにお届けします。

Rule01

その土地の
空気になじむ服選びをする

「鎌倉に越してから、環境に合う服選び、エシカルへの意識がより高まりました。場所に合わせて服の空気感を変化させるのも、ファッションの楽しさだと思うんです。鎌倉で過ごす時間は、本来の私に帰る時間。だから、自然と服装もTシャツとスニーカーのようなリラックスしたものが増えました。だからといって、スポーティーになりすぎないようにするのがマイルール。Tシャツは光沢があって女性らしいコンパクトなもの、パンツも落ち感のある素材を選びました。ベージュのワントーンでまとめたのもポイント。鎌倉の海を散歩するときはもちろんホテルでのランチもOKな“どこにでもいけるスタイル”に格上げされます。上質なジュエリーも必ず添えて」。

ITEMS

Rule02

仕事の打ち合わせのとき
着ていく服は“相手の好み”に
合わせる

目上の方との打ち合わせのときは……
「ウェディングプランナーという仕事柄、ご新婦様のお母様とお打ち合わせすることもしばしば。そんな場面で大切にしているのが、相手よりも一歩引いた品のあるおしゃれであること。決まって着るのが、今回選んだようなワンピースです。きちんと見えるシャツデザインに、ふんわりとした袖やセージグリーンカラーがさりげなくシャレていて、好感のもてるセンスのよさが絶妙です。程よく体が泳ぐシルエットもいいですね。相手に柔らかな印象を与えられると思いますし、着ている私自身もリラックスできるから。ウエストを好きなバランスに絞ることができて、女性らしいメリハリのあるシルエットをつくれるのも気に入っています」。

ITEMS

感度の高い花嫁との打ち合わせのときは……
「私のもとにご相談に来てくださるご新婦様は、とてもおしゃれな方が多いんです。女性同士ということもあり、ファッションの話で盛り上がることも。だからこそご新婦様とのお打ち合わせのときは、会話のきっかけにもなりそうな旬なアイテムを選ぶことが多いですね。例えば、こんなシャツとプリーツスカートのセットアップを。ハリがある素材だけどシルエットはエアリーで、動くととてもドラマチックに見えます。色違いで黒もあったのですが、迷わず私のラッキーカラーでもあるブルーを手に取りました。全身色を纏っても、この色ならどこか落ちついた雰囲気があって、お打ち合わせシーンにもぴったりだと思います。メタリック小物でピリッとモードに着るのが気分です」。

ITEMS

Rule03

黒を身につけるときは
“抜け”を意識して
女性らしく

「キリッと強い黒は、私にとってはシャープすぎると感じることも。だから黒い服を着るときは、カジュアルに落とし込んだり、フェミニンなアイテムを選ぶなど、色の印象を和らげる工夫をしています。今回は、シャリ感のある黒のロングスカートを軸に、フォトTとハイテクスニーカー、クロスボディバッグを合わせてモードカジュアルに。パンツだとクールすぎてしまうから、ヒラッとなびくロングスカートで優しい雰囲気がでるようにしました。肩の力を抜いて楽しむモノトーンが好きなんです」。

ITEMS

Rule04

ベーシックスタイルこそ
コンサバ見えしない
“遊び”で
自分色に

「移住するときワードローブを整理し、手元に残したいと思ったのはベーシックなアイテムばかり。長く着るという目線でも、やっぱり自分にとって大事なんだと再認識しました。今回選んだアシンメトリーなニットとテーパードパンツも、シンプルで体がきれいに見えるベーシックなもの。細身パンツはともすればTheコンサバに見えがちですが、そうなると自分らしさに欠ける気がして……。そこで思いついたのが、ライム×シナモンカラーというニュアンスカラーの色遊びです。パキッとカラフルな配色ではなくくすみトーンなら大人っぽく親しみやすい。こんなふうに自分がワクワクできるベーシック服が理想です」。

ITEMS

My fortune tips

仕事もプライベートも。
私の気持ちを高めるお守り

せわしない毎日のなかで、
ポジティブな自分に立ち返るために
大切にしているコトやモノ。

花は私の生活の一部。
気持ちに余裕をくれる存在です

私にとって植物は、暮らすうえで欠かせないもののひとつ。私の溺愛ぶり(笑)を知る友人から贈られることも多く、家中、観葉植物と生花で溢れています。目覚めたら軽くストレッチをして白湯を飲み、お香を焚いて、換気しながら植物の水やりと花器の水換えをするのが、朝のルーティーンです。このリズムを崩さず続けていたら、忙しいときも焦りや苛立ちが顔にでることがなくなりました。心が安定して、1日気持ちよく過ごすことができるんです。

Profile

黒沢 祐子 [wedding and lifestyle producer]

大手ウェディング会社を経て、2008年に独立。新郎新婦の想いを大切にしたコンセプトウェディングを提案し、これまで900組以上もの結婚式、パーティーを手がける。日々のファッションや鎌倉での暮らしを紹介するインスタも絶大な人気。

Model,Styling Yuko Kurosawa / Photographer Keiichi Suto
/ Hair&Make-up Yukari Yamamoto / Styling support Shizuka Yamazaki
Edit&Text Yoko Enomoto(TENT) / Design Nana Wakae(White Agency)


自分の人生を生きる女性たちに、自分らしくいられるファッション観を インタビューしたコラム連載。第4回目のゲストはウエディングプランナーとして活躍中の黒沢祐子さん。