40代ママにとって春は、子どもの入学式・入園式など子育ての節目を感じることも多い季節です。式典を前にしてクローゼットにしまいこんでいた昔のセレモニースーツを着てみると、「デザインが古い」「シルエットが体形に合っていない」など、月日の流れに伴う変化を感じることも多いのではないでしょうか?
子どもの晴れ舞台だからこそ、40代ならではの魅力を引き立ててくれるセレモニーコーデを楽しみたいですよね。かといってTPOに合わない服装は避けたいものです。
ここでは、40代ママにおすすめの入学式・入園式コーデ10選をご紹介。さらに入学式・入園式の服装マナーや服選びの注意点、髪型やバッグ・アクセサリーの選び方のポイントを徹底解説します。
「入学式・入園式に向けてフォーマル服を新調したい!」という人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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40代のママ必見!入学式・入園式おすすめコーデ10選
40代はママとしても女性としても、人生がますます楽しくなる時期。入学式・入園式コーデを考えるなら、大人の女性らしい気品、スタイリッシュさも考慮したいところ。ここでは、40代のママたちにおすすめしたい入学式・入園式のフォーマルコーデ10選をご紹介します。
ワンピース+ツィードジャケットで王道の入学入園コーデ
入学式・入園式の定番コーデといえば、ワンピースにツィードジャケットを羽織ったフォーマルスタイル。ワンピースは肩から裾へ向かってパネルの切り替えで立体的なフォルムに、さらにサイドウエストにも切り替えを入れることでスタイルアップ見えが叶います。ジャケットは華やかなファンシーツィード素材に黒の配色テープでアクセントをプラス。淡いカラーのパンプス&パールのアクセサリーで女性らしく仕上げて。

繊細なワントーンでつくる春のフォーマルスタイル
きれいめフェミニンなスタイリングが好きな40代女性におすすめしたいのが、さりげなくカラーを取り入れたフォーマルコーデ。ホワイト×サックスブルーのツィード生地で仕立てたジャケットは、ノーカラーデザインがすっきりと洗練された印象。ホワイトのタック&ラッフルブラウス、淡いブルーのシフォンプリーツスカートと合わせれば、周りと差が付くフォーマルスタイルの完成。

着用アイテム
淡いピンクで作る洒落感セットアップコーデ
「通り一辺倒なフォーマルコーデじゃなくおしゃれに決めたい!」というときは、トレンドのカラーアイテムをさりげなく取り入れたスタイリングがおすすめ。2023年流行のカラー『ピンク』のセットアップは、ハンサムなアイテム同士を組み合わせることでフェミニンながらも甘すぎない仕上がりに。デザインブラウスをさりげなく仕込んだら、白系の小物で春らしい雰囲気にまとめるのがコツ。

着用アイテム
ネイビーのセットアップでつくる入学式&入園式コーデ
表情のある生地感が魅力のファンシーツィードは、卒業式から入学・入園式まで着回しやすいアイテム。スカート派のママにはジャケット&タイトスカートで凛とした雰囲気のスタイリングがおすすめ。入学・入園の日には、ホワイトのインナーやパールブローチで華やかさをプラスするのがポイント。ハンサムなスクエアバッグで印象を引き締めれば、大人の女性にぴったりなフォーマルコーデの完成です。

着用アイテム
配色ジャケットでかっちりしすぎない入学式・入園式コーデに
襟や袖部分の配色パイピングが印象的なノーカラージャケットは、凹凸のあるドビーオックス素材が表情豊か。同素材のパンツとセットアップで着ることで、きれいめなのに堅苦しくなりすぎないフォーマルスタイルに。インナートップスにはパウダリーな質感のサテンブラウスをチョイス。あえて淡いミントグリーンを選ぶことで、きちんと感は保ちつつ抜け感のあるコーデに仕上がります。

淡いインナーに黒ジャケットで印象を引き締めて
シンプルなストレートタイプのノーカラージャケットは、ラペル(襟)がなくすっきり着こなせるのが魅力。配色がエレガントなベージュのボウタイニット、白のフレアスカートに黒のジャケットを羽織れば、エレガントな大人の入学式・入園式コーデが完成。フェミニンながらも甘すぎない雰囲気で、品のよい女性らしさが演出して。

パステルブルーのセットアップでハンサムに
スリム&レングス長めのノーカラージャケットに、同素材のパンツでつくるハンサムなコーデ。つるりとした表面感や淡いブルーが上品な印象です。インナーにシンプルな黒のブラウスを仕込めば、スタイリッシュな入学・入園コーデに。上下ともにストレッチの効いた素材で体のラインを拾いにくいから、体型が気になる人にもおすすめです。

着用アイテム
すっきりとしたツィード柄ワンピースが主役の入学式・入園式コーデ
フィットアンドフレアーのシルエットがエレガントなワンピースは、フォーマルシーンで活躍してくれる逸品。生地にハリ感がありボディラインを美しく見せてくれる仕立てなので、気になるお腹・お尻・太もも周りのカバー効果もばつぐん。仕上げにコンパクトなVネックジャケットをさらりと羽織り、さらにスタイル良く見せて。

ワイドパンツでスタイリッシュに動きやすく
ワイドパンツはレッグラインを綺麗に見せてくれるうえ、かつ動きやすいのが魅力。動き回る年齢の下の子がいるママや、パンツルックでかっこよくキメたいママにおすすめのアイテムです。同素材のジャケットとセットアップで着れば、フォーマルな場にぴったりの装いに。インナーにはボウタイブラウスで華やかさをプラスするのがポイントです。

着用アイテム
オールホワイトで潔くエレガントなフォーマルスタイルに
入学式・入園式のフォーマルスタイルには、明るくさわやかなオールホワイトのコーデもおすすめ。ホワイトのフレアスカートにパールバーが印象的なブラウスを合わせたら、ノーカラージャケットを合わせてすっきりとまとめて。ジャケットの襟&前立てのサテン生地が、優雅な印象を与えてくれます。小物類は濃色合わせで品よく引き締めるのが正解。

入学式・入園式で服装のマナーは?
入学式や入園式では自分らしいおしゃれを楽しみたい!という40代ママは多いですが、フォーマルな場だからこそTPOや季節を意識したいもの。ここでは、子どもの入学式・入園式で知っておきたい服装マナーをご紹介します。
式典ではセミフォーマルやインフォーマルが基本
入学式・入園式は「式典」のため、セミフォーマル(準礼装)やインフォーマル(略礼装)で臨むのがマナー。
セミフォーマルとは、結婚式や七五三などで着用する「正礼装」の次に格式のあるスタイルです。
「白のジャケット・スカートのセットアップ」というふうに、同じ素材・色で揃えると格式高いスタイルに仕上がります。
一方インフォーマルとは、セミフォーマルよりはややカジュアルな着こなしが特徴。「オフィスファッションよりもちょっときれいめ」な服装をイメージするとわかりやすいでしょう。必ずしも同じ素材・色でなくてよいので、コーデの幅も広がります。
なお、どちらが好ましいのかについては、学校や園の雰囲気、私立・公立によってもかなり違いがあります。不安な場合は、あらかじめ先輩ママや先生にどんな服装がふさわしいのかを確認しておくと安心です。
卒業式・卒園式よりも明るい着こなしを意識する
卒業式や卒園式では、ネイビーやグレーなどの落ち着いたダークカラースタイルが一般的。
一方入学式・入園式では、春を意識した白・ベージュ・ライトグレーなどの淡いカラーリングでコーデを考えるのが正解。明るいカラーは顔映りを良くしてくれる効果もあります。
また、ピンクやライトブルーなどのパステルカラー、ツィード・レース・サテンなどの華やかな素材のアイテムを取り入れるのもおすすめです。
なお卒業式や卒園式で着たアイテムを着まわしたい場合や、引き締め効果を狙ってダークカラーのスーツを着たい人もいるでしょう。そのような場合は、インナーを明るく華やかな雰囲気のブラウスに変えたり、コサージュやアクセサリー、淡い色のパンプスを合わせたりすると雰囲気を変えられますよ。
パンプスに素足はNG
入学式や入園式は「セレモニー」となるので、落ち着いたデザインのパンプスを着用します。ポインテッドトゥ、アーモンドトゥ、ラウンドトゥなど、つま先が出ないシンプルなパンプスがおすすめです。
色味は黒や白、ベージュなどが合わせやすいでしょう。ヒールは5~8cmくらいまでがベストですが、妊娠中のママや下の子のお世話があるママはローヒールでも全く問題ありません。
そして、パンプスを履くときはストッキングを着用するのがマナー。素足+パンプスはマナー違反になるので注意しましょう。
服装選びのポイントや注意したいこと
子どもにとっても、ママにとっても大切な節目となる入学式・入園式。正式な式典であり、かつ子どもが主役になる場だからこそ、服装選びのNG事項や注意点についても知っておきたいですよね。ここでは、入学式・入園式における服装選びの注意点をご紹介します。
カジュアルすぎる素材、派手すぎる素材の服はNG
入学・入園をお祝いする式典では、格式高い服装を心がけるのがマナー。デニムやナチュラルなリネン素材、綿100%のアイテムはカジュアルすぎる印象になるので避けましょう。かといってギラギラのラメやスパンコールがたっぷりの素材など、派手すぎる素材の服もNG。
入学式・入園式の服には、ウールやツィード、レーヨンやポリエステルなどのつるっとした生地の服を選ぶのがおすすめ。華やかさがほしい時は、シルクやサテンなど上品な光沢のあるブラウス等をプラスしてもよいでしょう。あくまでも子どもが主役なので、保護者は「上品さ」を意識することが重要です。
ひざ上丈のボトムスは避ける
入学式や入園式では、ボトムスの丈感にも注意!たとえばスカートを履く場合、ひざより短い丈感のスカートを選ぶのは避けて。フォーマルな場で不必要な肌見せをしていると、「品のない人」と思われて悪目立ちしてしまいます。パンツの場合も同様で、ひざが出るようなハーフパンツ、ショートパンツは避けましょう。
ちなみに、スカートを選ぶ場合はひざ丈~ミモレ丈ぐらいの長さがおすすめ。パンツの場合は、クロップド丈~ロング丈を選びましょう。
全身黒は喪服を連想させるのでNG
「入学式・入園式はフォーマルな場だから」と黒のフォーマル服で固めたくなる人も多いのではないでしょうか。全身黒のフォーマル服はお葬式や喪服をイメージしてしまうので、入学式・入園式には適しません。よって、濃い色の服を着たい場合はネイビーやグレーなどを選びましょう。
また黒ストッキングについても、スーツと同じ理由でNGとされるケースが多いです。基本的に入学式・入園式では、肌色のストッキングを着用するのがベスト。
ただし、学校・園によっては薄めの黒ストッキングやタイツを履いてもまったく問題ない場合もあります。肌色ストッキング以外を履きたい場合は、先輩ママや入学先・入園先の先生にそれとなく聞いてみるといいかもしれません。
入学式・入園式の髪型は?
服装と同じくらい悩ましいのが、入学式・入園式の髪型。基本的に入学式・入園式などのフォーマルシーンでは、「だらしなくならないこと」が重要。
【ヘアレングス別おすすめのヘアスタイル】
・ショート……ヘアオイルやバームなどで束感を作りつつ、コンパクトにまとめる。
・ボブ~ミディアム……表面の髪の毛を巻いてうしろでまとめ、バレッタをアクセントに。
・ロング……服とのバランスを重視。
ハイネックのブラウスや甘めの服装ならアップスタイルがおすすめ。ダウンスタイルなら、ハーフアップで顔周りをすっきりさせましょう。
こなれ感が出る「おくれ毛」は、フォーマルな場ではだらしなく見えてしまうことも。動きやボリューム感を出したいときは、アイロンやコテで巻いたあと、きっちりめにまとめるのが好バランス。またマット系のワックスは髪がパサついて老け見えしがちなので、ツヤが出るタイプのスタイリング剤を使うのもおすすめです。
入学式・入園式のカバンやアクセサリーはどう選ぶ?
入学式や入園式のコーデを格上げしてくれるのが、鞄やアクセサリー。
バッグは小さめ、かつシンプルなデザインを選ぶのが上品見えのポイント。荷物が入りきらない場合は、フォーマル向けのサブバッグを利用するのも手です。色は黒やグレー、白、ベージュ、ネイビーなどのベーシックカラーが◎。キャンバス素材やナイロン素材など、カジュアルな印象のバッグは避けましょう。
アクセサリーは、大きなビジューがたくさんついているような派手すぎるアクセサリーを避け、シンプルさを意識するとうまくいきます。定番は1連パールのネックレスですが、服装がシンプルなら2連以上のパールネックレスでも大丈夫です。パール以外なら、シンプルなゴールド、シルバーのネックレスを選べば間違いなし。ピアスやイヤリングについても、シンプルで洗練されたデザインのものが好ましいでしょう。
なお胸元が寂しいときは、コサージュやブローチで華やかさを足すのもおすすめです。色味が明るく春らしいデザインの物を選びましょう。
子どもの入学式・入園式は、ママにとって感慨深いイベント。思い出に残る式典だからこそ、自分らしさを楽しめて、かつ40代ならではの上品なコーディネートを考えてみましょう。コーデに迷ったら、ぜひ今回のコラムを参考にしてみてください。
またコーデを考える際には、フォーマルな場であることも忘れずに。「大人の女性らしい気品と知性」を感じさせ、かつ春の暖かく晴れやかな空気にもなじむような、明るいセレモニーコーデを意識したいですね。